浮見堂は、鷺池のまん中に雰囲気のいいあずまやが浮かぶ、なかなか絵になるスポット。四季折々の眺めを楽しめるのが魅力です。観光旅行の途中に、ちょっとした「ゆとりの時間」を楽しめるように、こういう穴場もチェック。
浮見堂
「堂」とはいっても、お寺の建物ではなく、単なるあずまやです。でも、檜皮葺(ひわだびき)の屋根とか、屋根の頂点に飾りがのっている「宝形造」というスタイルは、お寺や神社によくある形を取り入れていて、いかにも古都らしていい雰囲気。その雰囲気にマッチした木の橋がかかっていて、中に入れます。
そんな浮見堂がいちばん絵になるのが、鷺池の水面に映った景色。なんともいえない風情ある眺めです。鷺池のまわりは、桜や紅葉など四季折々の眺めを楽しめるので、いろいろな景色をバックにして、浮見堂と鷺池を眺めたり写真に撮ったりできます。お気に入りのアングルを探したいところ。
浮見堂の周辺
浮見堂と鷺池のまわりは、芝生や木立が広がっていて、本当にのんびりしたところ。北側にあるちょっとした丘は、「浅茅ヶ原(あさじがはら)」と呼ばれるところで、桜や常緑樹が適度に混ざっていて、ベンチもあってお弁当に絶好。小さな梅林もあります。
景色もよくていいところなわりには、「観光地」ではないので、人も少なめでのんびりムードが漂っています。鹿もたくさんいますが、東大寺などとは違って、マイペースで過ごしている感じ。観光途中の休憩におすすめできるエリアです。