東京から奈良へ夜行バスで行くには、それぞれ特徴が違う4つの路線が使えます。バスのタイプや値段、乗る場所や降りる場所で選ぶといいでしょう。
3列シートで近鉄奈良駅にも止まる「やまと号」
夜行バス「やまと号」は、「奈良-東京ディズニーリゾート・横浜線」と「奈良-新宿線」の2路線。奈良交通と関東バスが共同運行しています。どちらも、となりの席と離れている3列シートのバスで、JR奈良駅のほか近鉄奈良駅にも止まるのがポイント。
奈良-東京ディズニーリゾート・横浜線は、ディズニーシー・ディズニーランドで乗れるほか、東京エリアでは東京スカイツリー・京成上野駅、千葉では海浜幕張駅・西船橋駅、神奈川では横浜駅(YCAT)・本厚木駅でも乗れます。乗れる場所のバリエーションが広いのがメリットです。奈良-新宿線は、新宿駅西口の高速バスターミナルのほか、京王プラザホテルでも乗車可。奈良では、どちらの路線も近鉄奈良駅に止まるので、奈良公園観光にも便利です。
やまと号は、途中のサービスエリアなどでの休憩がありません。そのぶん早く着きますが、途中で食べものを買ったりできないですし、トイレは車内で済ませることになります。
途中休憩ありで格安4列バスも選べるJR夜行バス
JRの夜行バスも、「プレミアムドリーム」と「青春エコドリーム」の2路線あります。プレミアムドリームはゆったり広々な3列シート、青春エコドリームは従来型の4列シートでそのかわり格安。2路線というより「2ランク」といった方がいいかもしれません。どちらも、途中2ヶ所のサービスエリアで休憩があります。
プレミアムドリームは、ディズニーランドと東京駅で乗れます。東京行きは霞が関でも降車可。バスは2階建てで、2階はデラックスで広々した座席の3列シート。左側2列はくっついていますが、カーテンで仕切れるようになっています。1階は、3~4席しかない、さらにデラックスな「プレミアムシート」。2階の席より2,000~3,000円高くなりますが、テレビもついています。
青春エコドリームは、東京駅と新宿駅に停車。東京行きは池尻大橋でも降りられます。昔ながらの4列シートで、となりともくっついているし、仕切りのカーテンもなし。寝るにはかなり窮屈です。そのかわり、プレミアムドリームより3,000円くらい安く乗れます。やまと号と比べてもかなり格安です。
どちらも、途中足柄サービスエリアと土山サービスエリアで20分の休憩があります(変更の可能性あり)。寝ていれば関係ないですが、ちょっと体を伸ばしたり、食べ物を買い込んだりと、気分転換には好都合。
JRの夜行バスは、奈良ではJR奈良駅にしか止まりません。奈良公園観光にはちょっと不便ですね。また、曜日やシーズンによって運賃がけっこう変わります。1日単位で細かく決まっているので、比較するときや切符を買うときはよく確かめてください。
東京・奈良間夜行バスを比較すると
同じ3列シートのやまと号とプレミアムドリームの運賃を比較すると、だいたい同じですが、プレミアムドリームの運賃が、日によってやまと号の運賃の上下に変動する感じ。運賃で選ぶなら、日にちをよく確認しましょう。
あとは、
- 千葉・神奈川から乗りたい
→やまと号(奈良-東京ディズニーリゾート・横浜線) - 近鉄奈良駅エリアの宿や、奈良公園にまず行きたい
→やまと号 - とにかく安く行きたい
→青春エコドリーム - 途中で休憩があったほうがいい
→プレミアムドリームor青春エコドリーム - 少しでも早く着いた方がいい
→やまと号
といったところ。
奈良で泊まるなら、宿探しの参考に・・・・・・
立地・タイプ・食事などなど、いろいろな視点で奈良のホテル・旅館をまとめました。